2008-04-09

表万座スノーパークその2

 (表万座スノーパークその1からの続きです)

 窓際のテーブルの脇になにか記入されたアンケート用紙、ふとそれに眼がとまりました。

 氏名と年齢、そして性別は書かれてますが、アンケートには殆ど回答がありませんでした。
 (実はくりまんじゅうも書いてみようと思ったのですが、質問が分かりにくくて答えずらいのです・・・)

 で、ふと裏を見てみると…

 おぉ、上手いです。
 どこの誰かは知りませんが、磯貝さんという名の14歳の女の子。ちょうど、その席から嬬恋方面の山を見た景色。いい感じにスケッチされていました。オジサンは甚く感心してしまいましたぞ!

 「ほら、これ、見て!」とぶ~こにそれを渡すと、「へぇ、上手いね」…と…
 「じゃあ、ぶ~こも負けずに書いてみれば!」と冗談のつもりで言ったら、「いいよ。磯貝さんに負けないよ!」って描いたのがこれでした。

 ははは…勝ちとか負けとかいう話のかなり前の気がします…

 くりまんじゅうが思わず笑ってしまうと、「それは練習。本気で描けば、もっと上手いよ!」と今度は携帯片手に写真を見て描き始めました。

 かなり真剣な様子です。
 「う~ん、シロは難しいなぁ…」などと既に言い訳じみたことを言ってますが、そもそもなんでスキー場でシロを描くのかそれが理解不能です!
 待つこと数分、そして、描きあげたのがこれでした。

 (--; …

 ぶ~こは才能ゼロのようです。(笑)
 まっ、しかしそう言うくりまんじゅうも、同じく絵心ゼロなわけですが・・・
 「ちょっと貸してみな!」
 そう言って、ぶ~この絵に追加してみたものの、結果、こんな感じになってしまいました。(^^;

 シロ、マンガチックですが、目つきが悪くてかなり怖いです。(笑)
 でも、ぶ~こは気に入ったようで大切に持ち帰ってきました。

 食後、くりまんじゅうは駐車場へ戻り、スキーを去年まで履いていた古いK2の板に履き換えてみました。

 午前中はそこそこ良かった雪ですが、気温が高いせいもあり、昼過ぎから雪が緩んで特に標高の低いゲレンデの下の方は重くグズグズで、デモ板である「HEAD」の板では滑りにくくてどうにも堪らなかったからです。
 そして、換えてみてビックリ!センターの太い板がこんなに悪雪に強いということをこの日初めて知りました。

 第一高速からのカラマツコースを何本か滑り、

 その後、第三ペアリフトに乗り継ぐとパノラマコースでスキー検定をしていました。

 ここで、うー発見です。(勿論、別人です!)

 パノラマコースを何度か滑り、第二ペアリフトからファミリーコースを滑っていると、突然、右腿に嫌な痛みが走りました。筋肉痛とは違う、肉離れをしそうな痛みです。
 「あっ、やばい!」
 ぶ~こにそれを告げ、「下のレストハウスで休んでいるから滑っていていいよ」と言ったのですが、ぶ~こは「じゃあ、今日はもう終わりにしよう!」というのです。

 時間はまだまだ明るいPM3:00頃でした。
 お陰様でしばらく休んでいると痛みも徐々に引き、無理をせずに止めたことは大いなる正解のようでした。

 帰り際に駐車場からパシャリ!

 高原だけあって、駐車場の周りに白樺やダケカンバが群生してます。

 明るい場所を好み、寒さに強く成長の早い白樺は高山の森の開拓者。大きな山火事や山崩れなど何らかの理由で森林が消滅すると、そのあとに真っ先に生える樹木の一つです。
 白樺の群生地はそう遠くない過去にそんな出来事があった場所だそうです。

 くりまんじゅうの大好きな樹木です。けれど、白樺を見るとついウルトラマンの怪獣「シーボーズ」を思い出してしまうのはくりまんじゅうだけでしょうか。(意味の分からない人は「シーボーズ」をgoogleかなにかで画像検索してください。(笑))

 そのまま万座ハイウエイを帰るのは有料代がもったいない気がして、またまだ時間も早かったので「万座温泉」まで足を伸ばしました。

 万座温泉スキー場です。

 ぶ~こは初めてだという万座プリンスをまず見てから、更に周辺の温泉旅館を見学してきました。

 万座温泉は学生時代、よく友人たちとスキーにきた場所です。可笑しい思い出も沢山あります。(笑)

 例えば、プリンスホテルの売店で友人が押し問答しているので、何をしてるのか聞いたら、「数学の問題集が欲しいと言ったのにそういうものはないって言うんだ!」と…
 ははは、んなもの、あるわけないでしょう!
 しかし、プリンスの売店で問題集を買いにきた人って、後にも先にもたぶん、コヤツだけでしょう。
 ついでに、書いてしまえば、部屋にいたらこの彼、突然、鼻血が出はじめて、やはり売店へティッシュを買いに行ったら、何故か生理用品売りつけられて、それを抱えて部屋に戻ってきたような記憶もあります。
 「それ、鼻に詰めとけ!」と部屋にいた3人は大笑い。
 「でかくって入らないよ~」と言いながら、また売店へ行く背中を見ながら、大笑いだったような…その彼も今は高校教師です。

 そして、冬季はここで行き止まり。

 ここ、硫黄の臭いが凄かったです。

 帰りにふと見たら「危険・駐停車禁止」の看板が出てました(^^;
 「万座じゅらく」へ行く道の途中、ぶ~こが雪に突っ込みました。(ずり落ちてますけど…)

 「跡も撮って!」というので証拠写真。

 「俺はいいよ!」っていうのに「くりまんじゅうもやんなよ!」というので、仕方なく!

 で、やはり同じようにその跡!

 まるでおバカな子供です。(--;

 浅間山を正面に見ながら、「万座ハイウエイ」を戻りました。
 万座鹿沢口駅に出たら有料の「鬼押ハイウエイ」へ向かわず、R144を左手に少し進み、県道214号に入りました。最初はくねくねとした細い道ですが、丘陵を上がり切れば、嬬恋高原の中を走る景色のいい道です。

 突き当たりのR146へ入り、そのまま軽井沢方向へ進み、少し走ったところで左へ曲がります。県道54号線。帰りは二度上峠を越えるルートを選びました。

 峠の途中から見た浅間山です。この道も昔は凄い道でしたが、今は随分といい道になりました。

 鼻曲山のすぐ傍、「二度上峠」です。峠を越えた先には榛名山が見えてます。

 で、この看板を見て「ゲッ!」

 そうです。合併重ねて、ここからもう「高崎市」なんですね。

 それにしてもひろ!なが!
 東端の新町までといったら、ここから直線距離でも6,70キロあるはずです。高崎、巨大すぎます。地図で見たら、二度上峠の南側(鼻曲山)で高崎市は長野県との県境も有してました。
ってことは、高崎市って埼玉県と長野県の両方と接しているんですね。(間に少しだけ藤岡市が入ってるけど…)これは、正直、驚きました。

 自宅に到着したのは午後5:30くらいでした。陽が伸びたのでまだ明るかったです。
 いつの間にか、右足の太腿も復活してました。

 これで今年のスキーも終わりです。1,2,3月で計12回。平均週一の出動でした。
 満足、満足。けれど、来年も同じように滑ることが出来るでしょうか…

 な~んて…くりまんじゅうが一人感慨に耽っていると「ねぇ、来週はどこ行くの?」とぶ~こが眼を輝かせていました。
 「えっ?ま…まだ、行くの?」
 「あったり前じゃん!」
 「……」

 ということで、もう少しだけ、「スキーレポ」にお付き合いください。m(_ _)m

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