2008-04-24

どんぶりマジック

 先日、お昼にカップラーメンを食べようとした時、つい焦ってしまって沸騰していないお湯をカップに注いでしまいました。(銘柄は「日清麺職人・醤油」でした)

 本来は「お湯を注いで4分」なのですが、5分経っても麺が硬カタでした。見るからに不味そうです。(下の写真は後日、サッポロ一番塩ラーメンで撮り直したものです・・・(^^;)

 けれど、まあ、試しにと一口食べてみましたが、スープもぬるくてやっぱり美味しくありませんでした。
ちょっと思案した挙句、仕方がないので、陶器のどんぶりに入れ替えして、電子レンジで加熱してみました。

 待つこと一分!
 「チン!」
 (ちっとはマシになったかな?)と思いながら、扉を開けました。

 (おう…)
 レンジから出すとフワッと湯気が…ドンブリもアツアツです。そして、「アチチチチッ…」と言いながら、居間のテーブルに運び割り箸をで麺をひと啜り…

 (ん?)
 すかさず、麺をもうひと啜りして、そのままドンブリを両手で持ってスープをグッと…

 (う、美味い…!)
 何故か、異様に美味しいのです。

 (でも、この美味しさは何故?電子レンジに入れたせい?)

 違いました。原因は「どんぶり」のようでした。
 麺の食感や味は違っていないはずです。スープの味も同様です。けれど、まず眼が美味しい…そう、見た目が明らかに美味しそうなのです。(重要です。)
 そして、どんぶりに添えた左手はその重量感と手に伝わる質感を食べてるんです。割り箸を持つ右手もその端先が食器に当たる感触を食べているんですね。もちろん、スープを飲む時など、唇が容器に当たる感触などもはや別次元の味です。
「へぇ、なるほどなぁ…」と唸りながら、あっという間にスープを最後まで飲み干してしまいました。(普段は飲まないタイプです…)

 いやぁ、味って本当に舌だけじゃないんですねぇ…
 発泡スチロール(や紙)の容器からどんぶりに変えるだけで味がこんなに変わるなんて…ちょっと驚き、桃の木、山椒の木…です。(^^;

 カップ麺、確かにそのまま食べるのがお手軽ですが、是非、ちょっと見た目のいいどんぶりに入れ替えて食べてみて下さい。
 まるでお店のラーメンに変身します。(それは、ちょっと言い過ぎか…(^^;)

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