2008-12-09

秋の八ヶ岳 その4

 (秋の八ヶ岳 その3)からの続きです。

 「八ヶ岳倶楽部」を後にして、そろそろ車を帰路につく方向へと向けることにしました。
 倶楽部のすぐ北(上)を走っている八ヶ岳高原道路に入り、東へ進みます。
 10分も走らないうちに「まきば公園」(八ヶ岳牧場内)が右手に見えてきます。

 「どうする?寄って行く?」と聞くと「トイレに寄りたい」とのこと。

 山梨県立まきば牧場は八ヶ岳牧場の一部を開放してつくられた、雄大な自然と広大な緑の牧草地の中で動物とのふれあいが出来る公園です。なので、当然、牛さんや羊さんがいます。

 なんだか、強烈に右下がりした写真のようですが、地形がうねっているだけでカメラは水平なんです。でも、ファインダーを覗いていて、なんだか気持ち悪くなりました。

 くりまんじゅうはレストハウスのトイレには寄らず、駐車場でパシャこらパシャこら…



 標高1400mですので、既に秋は終盤ですが、所々に晩秋が残ってます。
 ふと、見るとぶ~こが逆光にカメラを向けてました。

 これを撮っていたようです。(といっても、掲載写真はくりまんが撮ったものですが…)

 「あれ、オヤジ、お袋はどこ行ったの?」

 ぶ~こにそうきくと「さっき、野菜売場のところにいたみたいだけど…売店の方に行ったのかな…?」との返事。
 まあ、それほど急ぐ旅ではありませんが、暗くなる前に峠を越えたいので、二人を探しにレストハウスの方へ行ってみました。

 店内は混んでいましたが、すぐに見つかりました。しっかり、お土産を買ってたみたいです。(笑)
 クボタのトラクターが展示してあります。きっと何かの理由があるのでしょうが、それは知りません。(^^;

 休憩スペースには牛もいました。(笑)

 ほぼ実物大です。テッカテカです。窓の向こう見つめています。これまた、どういう意図のものかまったく知りません。単なる置物だとは思いますが…

 そして、「そろそろ行くよ!」と声を掛けて駐車場へと…

 でも、車に乗り込み…3分もしないうちに隣接する「八ヶ岳自然ふれあいセンター」へも寄ってみました。(^^;

 まあ、寄ってみたといっても単に駐車場へ車を入れただけですが…

 ちにみにこの車は…くりまんじゅうのではありません。雲の形が面白いなと思っていたら、偶然、同色の同車種が入ってきただけのことです。


 東沢大橋…と言うより「赤い橋」です。ここから撮った写真は雑誌や旅行のパンフレット、またテレビの旅番組などで使われる八ヶ岳の最もポピュラーな絵の一つかもしれません。まあ、こんな冬枯れ近くの時のものは使いませんが…(^^;

 八ヶ岳高原道路から国道141号に入り、佐久方向に進路をとります。
 毎度のことですが、ここから群馬へ戻るには、基本的に4コースあります。
 長野群馬の県境を越える峠道は南から「ぶどう峠の県道124号」「十石峠の国道299号」「内山峠の国道254号」そして「上信越自動車道」です。その先、「碓氷峠の国道18号」など他にもありますが、現実的ではありません。
 言うまでもなく、高速を使うのが時間的には圧倒的に速いです。でも、そうしないのがくりまんじゅうの行動です。
 今回は一番南の峠道「ぶどう峠」を通ることにしました。

 佐久海ノ口で右折して新しく出来たトンネルに入り、南相木へ…

 「お猿」というバス停に…ちょっとニンマリ。
 ぶ~こが「写真に撮っておきなよ!」というので…(^^;
 そして、またトンネルと抜けて北相木へ出て、県道124号でぶどう峠を目指します。


 なんか、味わいのある小屋だなぁと思って車を停めてみてました。
 でも、オヤジなどは「どうして、あんな掘っ建て小屋に興味を持つのか分からん。子供の頃はずっとあんな小屋の中で暮らしてから…そのトラウマか!(笑)」と笑ってましたけど…
 峠の手前に小さな湖がありました。湖というより大きめな貯水池というところです。


 そして、県境のぶどう峠です。標高は1510m。
 年中、通行止めになっていた十石峠の迂回路ですが、道路は十石峠と同様に狭隘で険しい道です。特に群馬側。勿論、冬期は積雪により通行止になります。

 また、近くに日本航空123便墜落事故現場があるので、群馬側の十石峠との分岐点から墜落現場登山口までは遺族の慰霊登山の為に近年整備されました。

 ちなみに、ぶどう峠のぶどうは「葡萄」ではなく「武道」が正解らしいです。その昔、お武家さまが武道の鍛錬の為にこの道を走ったというお話を誰かから聞いたことがあります。

 群馬県(上野村側)に入ると、強烈なヘアピンカーブが九十九折りに続きます。落っこちたら崖下まっさかさまです。危ないのでくりまんは必死にハンドル握ってましたが、他の3名はガーガー寝てました。(笑)


 沢が出てきたということはほぼ谷底まで下りてきたという証。

 なので、一休みを兼ねて外でタバコを吸いながら、最後のファインダーを覗きました。

 さて、ここから、自宅までは約一時間弱。
 時刻は既に5時を過ぎ、あっという間に真っ暗になっていきます。

 で、到着は午後6:00を少し過ぎた辺り…

 ぶ~こが八ヶ岳倶楽部で買ってきた「シロ」の人形を貼り付け、今回のシリーズも目出度く終了でございます。(笑)
 そういえば、こいつを「ビヨンビヨン」させている写真を撮るって言ってワスレテマシタ。
 言い換えれば、そのくらい前のお話なのであります。

以上

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