中年の主張

　先日のことです。
　くりまん邸のトイレから出てきた同級生某女子が「くりまんさん、トイレの電気を消すスイッチはどこ？」と言うので「あっ、うちはトイレは２４時間つけっ放しだから、そのままにしておいていいよ」と返事をすると、それを傍で聞いていた周囲にいた別の女子たちがいきなり…

　「ちょっと、くりまんって、このご時世にエコじゃないねぇ！」とか…
　「無意味にCO2を排出しているよ」とか…
　「くりまんのせいで地球が泣いてるよ！」とか…
　「横着もん、まさに人類の敵だね」とか…
　「っていうか、贅沢者、やだね、金持ちぶってるよ～」などなど…

　実際、くりまん泣きました。
　トイレの電気をつけっぱなしにしておくだけで、なぜ、こうも非難轟々、罵詈雑言、散々までに言われなくてはならないのかと…(^^;

　でも、トイレの電気をつけっぱなしにしておくことがそんなにいけないことなのでしょうか？今日はそれを問いたい！＞女子

　（写真はトイレのものではありません…^^;）


　まず、くりまんの家のトイレは北側にあり、家も古いので窓も小さくとっても暗いです。なので、電気をつけなければ真っ暗です。これ前提条件ね。


　で、照明の電球は40W「白熱電球」と同等の明るさを得られる11Wの「電球型蛍光灯」を使っています。
　電球１個あたりの値段は約10倍ほどしますが、逆に電気使用量は1/4なわけです。
　寿命も長く、通常の白熱球の約６倍ほどもちます。
　ついでに低発熱なのでトイレの中が暑くなりません。
　まあ、そういった意味でもエコ電球なわけです。

　しかしですねぇ。
　「電球型蛍光灯」の最大の欠点は点灯直後の立ち上がり（明るくなるまでの時間）にもの凄く時間が掛かることにあるのです。特に温度が低いと一定の明るさになるまで３分とか５分とか平気で掛かってしまいます。

　まあ、言うまでもなくトイレですので、その時間は待っていられません。
　くりまんにとって、トイレは唯一の安息地。書物などを持ち込み、日々、生きる為の知識もそこで得ます。^^;
　また暗い中で男子小用を行おうとすれば、手元が狂い汚してしまう可能性も大いに高まりこれは環境汚染甚大です。さらに、それを躊躇い、もし膀胱炎にでもなったら、それこそコスト増大です。

　そもそも、トイレの電球を１つ付けっぱなしにしておくことで、いったい幾らか掛かるのか、その計算を行ってみました。

　現在電気料金の目安単価は「22円／kwh」です。
　これを分かりやすく言えば、1000ｗの電気器具を１時間つけっ放しにした時、その電気料は22円掛かるということになります。

　ということは11W×24時間×0.022という式になり答えは「約5.8円／日」になります。
　はい、簡単に言ってしまえば一日ずっとつけっ放しでも６円も掛かんないわけです！＞お客さん

　一ヶ月を30日として、6円×30日で180円。
　そう缶コーヒー二本分でチャリンとお釣りが来るわけです。

　さらに、仮にもしくりまんの時給が800円だとして、仮に一日１０回トイレに行ったとすれば、そのスイッチのオンオフの作業時間にトータル27秒以上使えば、逆に損をする計算になります。^^;

　一回の出入りでオンオフ２回なわけですから、一回あたり１.5秒は使えない計算になります。
　もし、夜、暗い中、トイレのスイッチを探す為に他の電気をつけることなどとなったら、これはまさに愚の骨頂でしょう。

　こんなことを考えても、一日６円掛からずに、いつ入っても明るい快適なトイレなら、その方がずっといいです。しかも払うのは自分なのです。

　意味の無い無駄は「浪費」ですが、そこに意味のある無駄は「ゆとり」と言う言葉に名を変えるのです。
　ということで「君たちにとやかく言われる筋合いはな～い！」（笑）

　以上、安中テレビ主催、悲しき「中年の主張」をここに終わらせていただきます。
　ご清聴有難うございました。（ペコ！）

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　最近は「ハイブリット電球型蛍光灯」という点灯して素早く明るくなるタイプも出ているんですってね。それでも室温が５度以下だと、点灯後１分経って約半分の明るさまで…
　今しばらくはつけっ放しが正解です。

　っていうより、従来通り、白熱電球を使い、その都度、オンオフするのが「真の正解」なことに、今、初めて気が付きました。^^;

　まあ、イメージエコ、聞きかじりエコが実は一番エコじゃないってことの証明ですね。(^^;