夏の榛名湖 前編

　８月１６日、今年のお盆休み最終日。

　この日は、ぶ～こと『榛名湖』へ行ってきました。

　出掛け前、いつものように一悶着。(^^;

　別に、んなことは書く必要もありませんが、写真枚数が多いので、行間ならぬ画間埋める為に、とりあえず書いておきます。あっ、先に言っておきます。敢えて読む価値もありません。

　またちょっと長いので、読むのも面倒臭いでしょうが、面倒な方は写真だけ眺めて早足にスクロールして下さい。(^^;

　午後11時過ぎ…パジャマ姿のまま台所をうろついているぶ～こに、「ねぇ、今日はどこかに行って来る？」と訊いてみました。
　今年の盆休みは１４・１５・１６日の３日間でしたが、ぶ～こ一昨日も昨日も勤務がありそして、この日も夕方５時から仕事でした。

　朝、起きた時から、「首が痛～い」とか言っていたぶ～こ。
　くりまんじゅうの問い掛けに、少し面倒臭そうな声で、返ってきた返事は「どこかって、どこ！？」って明らかに不機嫌なトーン！

　「いや、別にどこって決めてるわけじゃないけど、チャップを連れて近場に行って来ようよ」

　すると、今度、帰ってきた言葉は

「このくそ暑い日にチャップをいったいどこを連れまわそうって言うのよ！」

　というとっても棘のあるものでした。
　なんだか分かりませんが、不機嫌です。明らかに怒ってます。^^;

　「榛名湖とか行けば、そんなに暑くないんじゃない…」
　「榛名湖なんか行って、何するの？」

　「いや、何するってわけじゃないけど、湖畔で散歩でもしたり、久しぶりに「わかさぎ定食」も食べてみたいし…」

　「でも、チャップ連れていたら、どこ行っても、なんにも出来ないよ。くりまんが皆、チャップの面倒見てくれるの？私、やだからね！」

　「じゃあ、チャップはお留守番でいいよ」
　「……」

　「何、怒ってるの？」
　「別に…」
　（ぶ～この口から「別に」放たれる時には完全に怒りモードなのです。^^;）

　「じゃあ、用意が出来たら言ってね。」
　「榛名湖行ってもぐずぐずしてないで、すぐ帰ってきてよね。私、５時から仕事なんだから！」
　「分かっているよ。だから、早く出かけようと言ってるんじゃない！」
　「……」

　なんだか、こっちもムカムカと腹が立ってきました。

　その後、ぶ～この仕度が済むまでコーヒーを飲みながら、ブログ見てました。
　長らく掛かった身仕度の終わったぶ～こが居間のドアの前に立って言います。

　「チャップは？どうするの？」
　「えっ？チャップはお留守番ってさっき言ったじゃない！」
　「連れて行けばいいじゃん。連れて行きたいんでしょ！」

　「なんか、言ってること支離滅裂じゃない？！」
　「なにが？」

　しかし、ここで口論しても面倒臭いくりまんじゅうは「とにかく、今日はチャップはお留守番ってことでサクサクって行ってこようよ！」と言いました。

　すると…

　「なら、一人で行って来ればいいじゃん！私、いいから、行かないから！」

　その言葉が鼓膜に届き、脳細胞がその意味を理解した時、頭蓋の中心で何かがブチリと切れました。（笑）

　「この身勝手極まるクソ馬鹿女！」

　はらわた深くから湧き上がったそんな言葉を喉ちんこ間際で必死に強引に押し留めて…
　「まあ、そう言わずに今日は二人で行って来ようよ…」
　と、全身を痙攣させながら、我慢強くそんな言葉吐かなければならないこの身の辛さ^^;

　実際、もし、それを口にしてしまったら、まず軽く十日程度は口も利きませんから…

　けれど、どうにも耐え切れず、近くにいたら爆発しそうで、一人すたすた駐車場へ…
　お日様が降り注ぐ青空の下、精神を落ち着かせる為に、何度も大きく深呼吸です。

　しかし、ぶ～こはなぜに今日はこうも怒りモードなのだろうか？と顧みても思い当たるふしはなし…

　駐車場で待つこと、５分、10分、15分…
　しかし、ぶ～こ現れません。

　イラ・イラ・イラ・イラ・イラ……

　色んな意味でもはや限界です。

　腕時計に眼をやり、もし、あと５分経っても現れなければ、その時はもういい！一人で行ってしまおう！と覚悟を決めて、残り時間300秒にセット。

　そして、タイムリミットが60秒を切った時、ようやく現れました。

　車に乗り込んでも二人とも無言。
　口を開くと自動的にネガティブな言葉が飛び出てきそうで、くりまんじゅうも黙ってました。

　なんだか重く苦しい雰囲気の中、最初に口を利いたのはぶ～こでした。

　「私、ワカサギ定食までなんて待てないからね！！」
　折角、榛名湖へ行ってワカサギ食べようと言ているのに、なんともテンション落とす発言です。
　けれど、もう、なんでもいいやと思ったくりまんは、
　「じゃあ、コンビニにでも寄って何か買って行けば？」
　と言いました。
　「えぇ？コンビニ？」
　明らかに不満な声！
　「時間もないんだし、他にないだろ！」
　「コンビニかぁ…食べる前から味が分かるんだよね。でも、まぁ、いいや！」

　で、結局、米山公園の隣にあるセブンイレブンに寄りました。

　「くりまんも何か食べる？」
　「オレはワカサギ定食食べるから、い・ら・な・い！」
　「ふ～ん！」

　ぶ～こが買ったのは「鮭のおにぎり」と「卵のサンドイッチ」にウーロン茶。
　車に乗り込むなり、それを一心不乱にわっさ、わっさと胃袋へと収めていきます。
　相変わらず、無口なくりまんじゅうは運転しながら、買ったコーヒーを啜ってました。

　しばらくして、おにぎりとサンドイッチを食べきったぶ～こ。
　すると突然…

　「ごめんね…」
　「？」

　突然、耳に飛び込んできた虔しいお言葉。

　「朝ご飯も食べてなかったし、お腹が空き過ぎててちゃんとものが考えられなかったんだ…」

　（って、腹が空いていただけかい！お前は子供か！呆）

　「でもさ、これから卵かけご飯か納豆ご飯でも食べようと思ったところに、どこか行こうって言われて、ついでにワカサギ定食とか言うからさ、「なに？あと一時間以上も何も食べられないの？」と思ったら無性に腹が立ってきたんだ。ごめんね、くりまん！」

　（あほくさ！）

　ここまで読んでくださった皆さんも、そう思っていらっしゃるでしょう。

　本当（マジ）に、おほくさ！

　はい、ここまで書いて、自分でもそう思います。^^;
　ついでに書かなきゃよかったと後悔してます。

　でも、お陰さまでここまでで３３枚お写真消化できました。（笑）
　今回、全73枚予定なので、あと40枚です。

　で、その40枚は次回に続きます。^^;

　＜ Nikon D700 + AF-S Nikkor VR 70-300mm F4.5-5.6 ＞