2011-01-31

男子色女子色

 或る日の朝、ぶ~こが「ごめんねぇ~」と突然、言って来た。
 何ごとかと思ったら、新しい歯ブラシが「ピンク色」だということらしい。
 謝るほどのことじゃない。別に歯ブラシの色なんぞどうでもいい。そこにこだわりの欠片すらない。趣味の問題はあるかもしれないが、機能にはまったく関係ないではないか。
 ついでに言えば、ピンクだから「桃の味」や「苺の味」がするっていうものではないし…(そう言えば、昔、ありましたよね。色々な味のする歯磨き粉。今もあるのだろうか…^^;)
 まぁ、そう思っておニューの歯ブラシを手にとり、それを使ってみた。
 すると…何故かちょっぴり違和感を憶えた。(笑)

 ピンクは女の子の色。対比して男子はブルーか。
 まぁ、カラーは多数あるので、暖色系が「女子」、そして寒色系が「男子」ということなのかもしれないが、そんなことが自然と擦り込まれている自分に気がついた。

 そう言えば、おばあちゃん子だったくりまんじゅうは、小学校に上がるくらいまでおばあちゃんは「男」だとずっと思っていた。

 その理由、分かりますか?(笑)

 まず、前提として祖父は戦前に他界していてそもそも祖父という対象を知らなかった。
 そして、祖母は明治の女、生前は常日頃から和服を着ていた。
 その和服の色はいつも「紺」「茶」「灰色」と地味で暗い色調のものだった。
 だから、「おばあちゃんは男」(汗)
 単純にそう思っていたわけです。
 今、考えるとなんともトホホな理由ですが、事実なので仕方ないです。

 ピンクの歯ブラシに変わって一週間。
 徐々に違和感は薄れていますが、「人には見られたくない姿だな!」と心のどこかで思っています。(笑)

 まぁ、他愛もない話です。^^;

 <AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR >

2011-01-30

思い出写真 新潟

 本日の思い出写真は「新潟」です。
 タイムスタンプを見てみると日付は2004年の6月13日。写っている写真を見ると、どうも母親とシロを連れてぶ~ことドライブに出かけて来た時のものらしい。
 「らしい」というのは、実は記憶が薄くてあまり良く憶えていないからです。(汗)

 ついでに、この時、写真は50枚ほど撮ったみたいなんですが、どれもこれも「はい、こっちみて~!笑って~!チーズ!」っていうお決まりのパターンのものばかり。
 まぁ、お袋なんか写真の中で固まっています。(汗)
 なので「どうする?こいつはパスしちゃうか?」とも思ったのですが、「思い出写真」シリーズは写真よりも思い出に軸足を置いているので、まぁいいかと・・・
 でも、憶えていないんじゃあ、思い出にもならないかという自己矛盾も感じつつ。(大汗)

 新潟県は群馬県のお隣ですが、県庁所在地の新潟市まで行くとなると「安中市」からはとても遠いです。その距離約250キロ。
 しかも県境は「国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国だった。」でお馴染みのいわゆる上信越国境であり、昔(くりまんじゅうが学生の頃)、これを越えるのはとても苦労したものです。
 でも、今じゃあ、高速道路で日本一長い関越トンネル(約11キロ)を抜けちゃうのであっという間です。

 あっ、余談ですが、冬場、この関越トンネルを抜けるのには注意を要します。
 特に冬になってもスタッドレスタイヤに変えない首都圏ドライバーが、迂闊にこのエリアに入ってくると涙ちょちょ切れになることがあるのでご用心。

 どういうことかと云いますと、冬場の関越道、その大半が「チェーン規制」なのですが、逆に関越トンネル内は「チェーン」が規制されているので、チェーンをしている車はトンネル内を走れないのです。
 簡単に言うと、チェーンをして走っていた車はトンネルの入口で外し、また出口で付けることを強いられるってことです。
 しかも全車トンネル出入り口のPAでタイヤチェックされるので、逃れることはできません。実際、吹雪の時なんか、寒い雪の中、かじかむ手での付け替え作業、辛いことこの上なしです。

 更に言うとこのチェーン規制ってやつがよく分からない。勿論、何かの基準があって発令(解除)されるのでしょうが、現実的には不可解なことがあることも…ある。
 実は以前、晩秋にプラドで出かけて行き、関越トンネルを抜け湯沢を過ぎて、石打のSAでいきなり「チェーン規制」のタイヤチェックに合いました。
 道路にまったく雪がないのに突如「チェーン規制」が発令されて、この先、ノーマルタイヤの車は通行できないというのです。
 でも、ここへ来るまで県境の一番雪深いところを走ってきたのに、道路に雪なんかひとつもなかったんですよ。しかも頭上の空には青空が見えている。ついでにこちらはノーマルタイヤとはいえ一応四駆車。

 でも係りの人(警察官だったかは不明というか記憶にない)は「チェーン規制ですのでノーマルタイヤは走行できません。規則です!」の一点張り。
 「チェーンを携行していない」というと「あちらで販売しております」と…指が示した先には特設テントが張ってあり、お客さんが行列していてまさに商売繁盛。(汗)
 仕方ない。まぁ、それほどまで言うならこの先、道路に雪があるのかと思い、結局、その場に売っていた物凄い高い「金属チェーン」買いました。(しかし、高いんですよ。これがまた!)

 購入すると、その場ですぐに装着するようにと…
 仕方がないので、時間を掛けて取り付けて、いや、スタッドレスに慣れてしまい、もうしばらくチェーンなんて付けていなかったから、なかなか梃子摺りました。
 そして、不快な振動とともにガチャガチャ音立てながら雪のない本線に戻ると…

 案の定、その先も、雪なんかまったくなし。一切なし!(怒)
 しかも、空なんかお日様出ちゃって雪雲なんて視界の中にありません。
 「バッカヤロー」と次のPAでチェーンを取り外したものです。

 一応、書いておくと「チェーン規制」には2段階合ってスタッドレスならOKの「チェーン規制」とスタッドレスでもチェーンをしないと走行出来ない「全車両チェーン装着規制」があります。
 まぁ、雪国の山岳地の高速以外は「全車両チェーン装着規制」になる前に「通行止」になっちゃうでしょうが、「関越道」とか「上信越道」は稀に発令されることがあり、過去に2度ほど体験済みです。
 でも、FF車やFR車はスタッドレスでもダメですが、四駆車で全輪スタッドレスは通してくれました。
 こういう決まりも県警ごとに違うらしいので、詳細は分かりませんが、しかし、雪道は安全走行が第一です。

 なんか余談かいちゃったら、写真とテキストが全然関係ないものになってしまいました。(汗)
 なので一応簡単に補足しておくと1枚目2枚目は「マリンピア日本海」。
 で、3枚目が新潟のワイナリー「カーヴドッチ」。
 4枚目は新潟のどこかの海岸で…(汗)
 そして、それ以降が弥彦山の上から見た日本海。その先に見える島は「佐渡島」です。

 以上(汗)

 < SONY Cybershot DSC-P5 >

2011-01-29

第一回コンデジ杯フェブラリーステークスGⅢ

 全国300人ほどの『ゆめなか』ファンの皆さん、こんにちは。

 こちらは早咲きの梅が咲き始めた群馬県安中市にあります『くりまん競馬場』より、本日のメインレース『第一回コンデジ杯フェブラリーステークスGⅢ(5万円以下制限)』を実況生中継にてお送りいたしております。
 
 出走準備完了の様子。各馬、いよいよ本場馬へ入場です。

 それでは出走する各馬を1枠より順次ご紹介しましょう。

1:SONY サイバーショット DSC-HX5V
¥16,800 1/2.4型CMOS 1060万画素 25mm~250mm F3.5~F5.5 重量:170 g




2:リコー CX4
¥21,177 1/2.3型CMOS 1060万画素 28mm~300mm F3.5~F5.6 重量:184 g




3:リコー GR DIGITAL III
¥34,600 1/1.7型CCD 1040万画素 28mm F1.9 重量188 g




4:CANON IXY 30S
¥16,337 1/2.3型CMOS 1060万画素28mm~105mm F2~F5.3 重量175g




5:CANON PowerShot S95
¥31,980 1/1.7型CCD 1040万画素 28mm~105mm F2~F4.9 重量170g




6:パナソニック LUMIX DMC-LX5
¥36,946 1/1.63型CCD1130万画素 24mm~90mmF2~F3.3 重量233g




7:ニコン COOLPIX S8100
¥20,172 1/2.3型CMOS1275万画素 30mm~300mm F値 F3.5~F5.6 重量209 g




8:ライカ C-LUX 2
¥19,800  1/2.5型CCD738万画素 28mm~100mm F2.8~F5.6 重量 132 g




9:SONY α NEX-3A 薄型広角レンズキット
¥36,290 APS-C 1460万画素 16mmF2.8 重量:239g




10:オリンパス オリンパス・ペン Lite E-PL1 パンケーキキット
¥35,960 フォーサーズ 1310万画素17mm F2.8 重量:296g




11:パナソニック LUMIX DMC-GF1C パンケーキレンズキット
¥46,068 フォーサーズ 1306万画素 14mmF2.5 重量:285g




 出走予定はこの11頭。(価格は価格コムの最安値です)

 では、解説の「くり崎まん五郎」さんにこのレースの展開の予想をお願いします。

 皆さん、こんにちは。「くり崎まん五郎」です。
 えぇ、まずレースの概略からお話しすると、今年から始まった「思い出写真」を見たぶ~こさんが発した「私もなかなか写真うまいじゃん!」」という言葉に対して、くりまんじゅうさんが「じゃあ、小さいデジカメでも持てば!」と応えた話から始まった「コンデジ杯フェブラリーステークス(5万円以下制限)」ですので、基本的なレースの展開は、ぶ~こさんの意向が尊重されると言う点は外すことが出来ません。

 そうなれば、サイズ、価格、デザインなどと言う点で4枠「CANON IXY 30S」が本命でありレースの軸となる展開が予想されます。
 特に被写体は室内での「黒毛和牛」になる確率が非常に高いので「CANON IXY 30S」のF2.0というレンズの明るさは強い武器になるでしょう。
 そしてその対抗には2枠「リコーCX4」。
 新機種のCX5が発表されてその発売日も決定済み。なので値段が一気にこなれて今がまさにお買い時といえるでしょう。
 レンズはやや暗めですが、代わりに10倍ズームで35ミリ換算で300mm望遠まで使えると言うのが「CANON IXY 30S」に対するアドバンテージです。
 また、1枠の「SONYサイバーショット DSC-HX5V」もバランスの取れた実力馬でありあなどれません。
 特に最近、密かに動画に興味を惹かれているくりまんじゅうさんの動向が目を離せないところです。実際、ここを見落とすと思わぬ展開になるでしょう。
 さらにニコン使いのくりまんじゅうさんにとって7枠「ニコンCOOLPIX S8100」はレースの中心の馬であることはいうまでもありません。
 そういう意味では、まずこの4頭に引っ張られてレースが展開されると予想できますが、他の馬も強豪揃いでけして油断は出来ません。

 なによりこのレースの予想をとても難しくさせているのが、「5万円制限」というコンデジはおろかデジイチの領域まで大きくその価格帯制限を広げている点です。
 普通であればせめて「3万円制限」というところでしょう。そうであれば、実際、予想は立てやすいです。
 噂では、個人の金で買うのではなく「会社の備品」として購入するのではないかというキナ臭い話も流れているようですが、真偽のほどは分かりません。
 その状況によっては一気に9枠「:SONY α NEX-3A 薄型広角レンズキット」や10枠「オリンパス オリンパス・ペン Lite E-PL1 パンケーキキット」、更には11枠の「パナソニックLUMIX DMC-GF1C パンケーキレンズキット」などのコンパクト型デジイチがレース初っ端から抜け出して、そのまま他を圧倒してしまう展開も予想されます。

 3枠「3:リコーGR DIGITAL III」は単焦点というところが少しハンディを背負っていますが、「でも、ズームなんて使わないもん!」というぶ~こさんの発言は逆に強みとなって好結果を生むかもしれません。
 その一点のハンディを除けば、この馬が実は最強です。

 またダークホースとしてあげておかなければならないのが8枠の「ライカC-LUX 2」でしょう。
 この馬が逃げる展開はありませんが、4コーナー過ぎて他の馬が団子になってくると、くりまんじゅうさんが面倒臭くなってきて、「んなもの、これでいいや!パナだけどライカだし!」と末足一気でゴールに飛び込んでくる可能性は大いに予想できます。
 「ライカ」を知っているかどうかは不明ですが、ぶ~こさんがブランドに弱い!という点も強含みです。

 これまで名前は出てきませんでしたが、5枠「CANON PowerShot S95」は私、くり崎修五郎が密かに押す馬です。
 レース展開はこうです。

 2枠「リコーCX4」と4枠「CANON IXY 30S」の2頭あたりがゴール前で激しくつばぜり合いをする展開になると、後方一気、大外からこの馬がもの凄い鬼足で強引に差しきってくる気がします。




 気持ちがいい末足です!




 まさにこんな展開です。(しかし、このレース凄すぎ!(笑))

 いや、しかし、正直に言ってこの勝負、難しすぎて予想できません。
 実は競馬の予想なんてあたったことがありませんから・・・

 以上、くり崎まん五郎でした。^^;

 各馬無事ゲートイン完了しました。




 ちょっと笑えるファンファーレ!

 ということで、あなたの予想する馬は何番でしょうか?(汗)

 レースが中止にならないことを祈っています。

2011-01-28

思い出写真 冬の山梨

 突然ですが、皆さんは『無料プレゼント旅行!』って行ったことがありますか?
 はい、スーパーやホームセンター、また大型家電から街のお店屋さんなどで、時々「無料で旅行をプレゼント!」なんてやっている「アレ」です。(最近は少し見かけなくなりましたけど…)

凍結した広瀬湖

 実は今から6年ちょっと程前(2004年の秋)、大阪に本社のある会社の横浜支店の営業マンが突然「お客様に無料で旅行のプレゼントする販促企画を行いませんか?」と、くりまんじゅうの会社に訪れました。
 ちょうど暇だったので、応接室で話を聞くと「御社のお客様に旅行を無料でご提供させて頂きたい!」といきなりなんとも「胡散臭い」お話…(汗)
 しかも、「御社には顧客データをご提供頂くだけで、その旅行プレゼント企画に関するポスターやらパンフレットは無償で用意、さらに招待状の発送から旅行の案内などすべて弊社で行うので御社には一切費用の負担はありません」とのこと…
 いやぁ~、ますます、胡散臭い。臭すぎて鼻曲がりそうです。

笛吹川フルーツパークの温室ドーム
 
 当時は「個人情報保護法」の施行前。
 また上手い事言って、顧客情報だけ受け取って後はトンズラ。「こいつは新手のインチキ名簿屋か!?」と疑ったのも当然です。
 だって、そうでしょう。お客さんも会社もすべて無料って、意味がよく分からないです。
 誰が考えたってそんなの「変じゃあ~りませんか!!!」って思うなっていう方が無理があります。


 うまい話にゃ裏がある。タダほど高価(たか)いものはなし。
 で、「君子危うきに近寄らず!」ってことでその時は「興味のなさそうな顔」をしてお話だけを聞いて「ちょっと忙しいのでまた来てください」とお帰りいただきました。

 それからネットで調べましたよ。色々と…
 そこにはいったいどんな「裏」が潜んでいるのかと…(笑)

ホテルから見た甲府盆地

 結論を言いますとこいつがとことん知恵出す、まさに目だってナンボ、笑ってナンボの大阪生まれの「大阪商法」ってやつでした。(いやっ、ホントの大阪商法っていうのかどうかは知りません…^^;)
 というか、統計学と心理学に基づいた実に科学的な「商法」ってやつなんですね。

当時、お決まりの記念写真!^^;

 その仕組みはと言うと…
 まず、顧客に旅行を無料プレゼントするのですが、プレゼントする人は家族で一人。
 まずここがミソです。
 当然、一人で旅行に行くんじゃつまらないとなるわけで、おのず「同伴者」も連れて行くことはOKな旅行形態です。でも、こちらは勿論有料になります。
 けれど、ここが二つ目のミソであり、料金をあまり高くしない。値段で言うと7000円~9000円程度。
 すると人間、「夫婦で行っても一人3500円(から4500円)」と思っちゃうわけです。

ホテルで一休みするくりまんじゅう(笑)

 で、次なるポイントは、くりまんじゅうの会社程度の規模であっても一回1500人ほどのお客さんを観光地に送り込むことになります。ということは40人乗りの大型バスで40台とか…
 そして、全国のあちらこちらでこれをするわけですから、場合によっては一日数千台のバスを連日借り切るわけで、この途方もないスケールメリットを活かしてバス会社などは徹底的に叩かれていている(はずです!)。

夕暮れの甲府盆地

 さらにその人数ですから、立ち寄る先のお土産屋さんなどからも売上に応じたリベートやバックマージン(しかも高率)があるのは当然のこと。
 そして、ここがまた人間の心理ってやつを実に上手く突いているのです。
 不思議なもので「旅行費がタダ!」だと思っているので、不思議と財布の紐が緩む緩む。(汗)
 実はここには伏線が引かれていて「同伴者」の旅行料金が一つのポイント。
 例えばそれが7000円だったら、その金額までは使っても、今度はお土産代が「タダ」だと思ってしまう。
 なので、普段なら「まぁ、いいか…」と止すものも、「まぁ、いいか…」と買っちゃうのです。
 実際、お土産屋さんの熱気は凄いです。何かにとりつかれたように買いまくります。
 その姿は、まるでなにかの新興宗教の人みたいです…(汗)

富士屋ホテルの室内・・・

 昼食は行程にもよりますが、基本的にそれなりのホテルや大型旅館。昭和の香りが漂ういかにもっていうドライブインには寄りません。
 なので、食事もいいです。信じられないくらいにいい。
 所詮はタダの旅行のタダの食事と思っているお客さんの裏を思い切りかくわけです。
 これまた、不況に仰ぐ中、連日、数百人単位の人間を送り込み、その食事処を満席にしてしまうのだから、提供側は叩かれていることは間違いなし。
 ただ、旅館やホテル側にもメリットもあります。数千人の食事はすべて同じメニューでいいのでこのスケールメリットは仕入れにしても調理にしても効率は高い。
 
 予想を裏切られた食事のクオリティの高さに、感嘆の声が上がると同時にタイミングよく「お飲み物はいかがですか?」と来るのが、これまだミソ。(笑)
 普段は「いえ、お茶で結構です」と言うのに「じゃあ、おビールでも…」となってしまう人の心理をズバッと突きます。
 食事はタダですが、飲み物は有料。しかもその粗利は当然高い。
 結果、チャリチャリン…とその利益は旅行会社と折半になる。

 朝の富士

 だいたい、このあたりで旅行会社の収支はトントンになるのでしょう。
 そして、次なるは儲けの手口です。
 旅行の行程中、一箇所、宝石であったり、毛皮であったり非常に高額な商品を扱う場所に立ち寄ります。(汗)
 ただ、ここでは「押し売り」等は一切行いません。むしろ、売り込まない。
 統計商法ですから、1%~2%の人が買ってくれればいいと端から計算しているのですから、終始、欲しい人だけどうぞ!ってスタンスです。
 そして、お客さんに不安や不満を与えるのでなく、憧れや羨望を与える為に、百貨店などに卸しているようなグレードの高いメーカーの直販ショップに立ち寄ります。
 しかも、添乗員が事前に「この旅行の特別企画…」と誘い水なんぞをさりげなくくれておくから…^^;
 統計的に1500人なら15人から30人程度が必ずと言っていいほど買うそうです。^^;

覗くぶ~こ

 実は、当時、独身貴族でリッチだったぶ~この妹(義妹)はその戦略に見事にはまり「100万」近いお買い上げをしてしまいました。(爆)
 でも、高島屋マニアの義妹が「デパートで買うより遥かに安い!」と満足しているのですから、誰も文句は言えません。(くりまんじゅうなどは、馬鹿じゃねぇかと思いつつも…^^;)
 更に言うと同伴したぶ~こも、こっそりとその4分の一くらいのお買い上げ。(しかし、すべての理屈を知っていてそれですから、なんとも困ったやつ等です。^^;)
 しかも、ぶ~このような貧乏な人には用意周到、「月々1万円」というようなリボルディング払いもちゃっかりと用意されいるわけです。
 まぁ、しかし、こういっちゃうと夢がないかもしれませんが、デパートなどで販売されている宝飾品など(一般的には100万円以下のもの)というものは、そもそもその価格の7、8割は販売員の人件費や、その高いテナント代。
 まぁ、値段などあってないがごとし…^^;
 なので、数が売れるのであれば、価格はいかようにもなるわけでして…結果、まぁ、デパート価格の半分で売っても十分利益は上がり、更にその利益の半分程度は旅行会社に支払われると思われ…(汗)ぶっちゃけた話、ここで十分に利益が取れるわけです。

しかしロケーションのいい場所です。

 実際、すべてが統計的な確率です。
 仮に1万人に「旅行を無料プレゼント」すれば、その参加率が何%で、その同伴率が何%。
 そして、参加したその人たちがお土産代や買い物代として落とす確率や金額もあらかた計算済み。
 その計算をもとに「無料」で旅行に連れて行き、データを集めてまた実施。
 結果、凄く儲かるときもあれば、時には損をする時もあるけれど、1000回やれば平均値。
 トータルでプラス収支なら良し。

どこだったけかな?

 しかも、「無料だから」って行った人に不満が生じる旅行じゃなく「無料なのに」って行った人が喜ぶ旅行を提供するのだから、実によく計算され、考えられているわけです。
 くりまんじゅうは参加したことありませんが、複数回、参加したぶ~こや親族などから聞いた話ではヘタな普通のツアーより遥かに食事、温泉、立ち寄り先などそのクオリティが高いと言ってました。
 ということは、プレゼントされたお客さん、プレゼントした会社、実際にマネージメントする旅行会社。すべてウインウイン。
 唯一、被害を被るとすれば、奥さんが一人で行ってそこで高級毛皮やダイアモンドを買ってきちゃった留守番の「旦那さん」くらいでしょうか。(笑)

そう言えば、この花買いました。

 でも、そんな風に「無料で旅行に連れて」って商売になるのなら、直接、その旅行会社がやっちゃえばいいじゃん!…と思うのですが、これがまた難しいところらしいです。
 実際、無作為にDMを郵送して行ったこともあるのだそうですが、「わけの分からん会社から、いきなり無料旅行をプレゼントなんて言われても、これには絶対、何か裏がある!」と思われてしまい、まず参加してくれる人などいないそうです。(まぁ、厳密には確かに裏があるのですけど…)
 かと言って、お客さんに、その裏の仕組み(商法)をキチンと説明するわけにはいかないし…

喰われた・・・^^;

 ということで、その地域で認知されている会社名や店名が欲しいのだそうです。
 言い換えれば、「あぁ、あそこがやるのなら安心だわ!」という風に思わせないと実際に旅行に行ってもそもそもお金を落としてくれないのだそうです。
 しかし、なるほど、よく考えられてます。

 更に言えば、旅行無料プレゼント当選者は「30代~50代」の「女性」が優先的に当たります。(汗)
 勿論、あまりに不自然にならないように年代・性別「ばら」しますが…メインターゲットは50代女性です。これも統計的に間違いないそうです。(大汗)
 (実際、夫婦でご招待とか、ご家族皆さん全員ご招待とかそんなのも繰り入れて、カモフラージュしています。)

甲府盆地から見た南アルプス

 実はくりまんじゅうの会社では3年間、年に2回計6回ほどこの無料旅行プレゼントを実施したのですが、お客様からのクレームは一度もなかったばかりか、「本当にいい旅行をありがとうございました」とわざわざお土産を買って持ってきてくださるお客さんが大勢おりました。(すみません。ありがとうございます。m(_ _)m)

 しかも一度目はまだ疑心暗鬼だったお客さんも、一度行って「こりゃいいわ!」と思うのか、二度目からは安心して、さらに人を誘って率先して参加して下り、参加人数、回を増すごとにもうなぎ上り。当然、旅行会社もウハウハみたいでした。(ちなみに旅行会社からはなんの見返りはありません。)

白金工房^^;

 といことで本日のお写真ですが、そんな理屈は分かっても、それでも不安を拭いきれなかったくりまんじゅうは事前に「旅行とまったく同じコースで同じ立ち寄り場所」を個人的に巡ってきた時のものです。

 プレゼント旅行は当然日帰りですが、この時は余裕を持って2005年2月28日から一泊にて…
 なので当然、無料旅行の方は「FRUIT PARK FUJIYA HOTEL」には泊まれないことは言うまでもありません。(一泊旅行の無料は無理!しかもFUJIYA HOTELは…^^;)

偶然入った「奥藤本店」。その後、ここの鶏もつがB1グルメグランプリ獲得。

 ちなみにここ3年ほど実施していないのは、一つは「個人情報保護法」も施行されて、個人データの取り扱いには非常に神経を使うから…というのがまず一つ。
 もう一つは、次第にお客さんの財布の紐が固くなり、それに比例して旅行の質が下がってきたということもあります。(一度、旅行会社を変えたこともあります)
 実際、どんな形であれ、お客さんに喜んでもらえなければ、やる意味どころかただマイナスになるだけですから…

昇仙峡ロープウエイ頂上から・・・

 とはいえ、ついでですから、上手い旅行法を伝授しましょう。

 1)応募用紙には男性だったら「夫人名」を書く。生年月日は40~60才になるように適当に…これでほぼ、100%当ります。(汗)
 2)有料同伴にしない為、応募は友人等と相談の上、一緒に出す。また、夫婦で行きたい場合は女性の友人・知人等に名前を借りて出します。
 旅行の際に厳密な本人確認はないので、チケットさえゲット出来れば、代理参加も可能です。
 席も決まっていないので一緒に搭乗すれば一緒に座れます。
 3)出かけたら「旅行費がタダ」は忘れましょう。お土産は「必要なものを必要なだけ」に!
 4)食事は無料のお茶だけで…特にアルコール類は「結構です」といいましょう。
 5)高額商品は目の保養に…まぁ、どうしても欲しい人は別にいいけれど…
 6)旅行をプレゼントした(形になっている)会社やお店に感謝やお土産は一切不要です。

 これらをきちっと守れば、とっても安くて楽しい旅が出来ます。(笑)
 怖がる必要は一切ありません。

 ※ 尚、最近の情報は知りません。3年前までのお話ですので、そのことはご承知ください。

帰りは八ヶ岳の脇を抜けて・・・

 しっかし、こんなマジな裏話を書いちゃって、くりまんじゅう、旅行会社から依頼されたヒットマンに抹殺されないでしょうか?…(爆)
 もし、更新がなくなったら…「あっ、やられたな!」って思ってください。(大爆)

 < SONY Cybershot DSC-P5 >

2011-01-27

大学芋

 先日、「秘密のケンミンSHOW」の特別番組を見ていたら、『茨城県民は、おかずと一緒に大学芋を普通に食べる!?』という話が紹介されていました。

 な~るほど!そういうことだったのですね。
 実は、昨年の夏、茨城県民であるア~ちゃんとシュ~ちゃんが群馬に来ていた時、「ねぇ、大学芋はお菓子?それともおかず?」と何度も尋ねられたものでした。
 その時は、その質問の趣旨がわからず、「両方」と応えたのですが、なるほど、これを言いたかったのですね。

 もう一度、はっきりと結論を言いましょう。
 はい、やはり『どっちもあり!』です。(笑)
 群馬県民…と言っちゃうと「そんなん、うちの方、ちゃうでぇ!」と言われてしまうかもしれませんが、少なくともくりまんじゅう家及び近隣の食事を共にしたことのあるご家庭では、大学芋が食卓に並んでいても、違和感や戸惑いはまったく生じません。
 っていうか、「何がそんなに変なの?」って言う感じです。(笑)

 それをご飯に乗せて「がんがん飯を喰らう!」っていう類のモノではありませんが、箸休めや口直しににちょっと摘むとかいう感じで食べています。
 他の食品に例えるならば、煮豆や伊達巻って感じでしょうか。

 逆に「オヤツ」っていう方がある意味違和感が強いと言ってもいいかもしれません。
 緑茶を飲む習慣があまりないので、お茶請けとかでも食べないし…
 他の飲料とはどうもマッチしない。(汗)
 最近は甘いもの自体をあまり口にしないので大学芋も食べませんが、敢えて言うなら「牛乳」でしょうか!

 でも、番組で取り上げるってことは全国的には普通じゃないってこと。
 ならば「驚く人」に逆に訊きたいです。
 大学芋っていつ、なんどき、どうやって食べるんですか?(笑)
 あれ、単独でムシャムシャといくんですか?
 それとも「やっぱり大学芋は挽きたてのブルマンに限る!」とか言ってブリリアントな午後に食べるんでしょうか?^^;

 しかし、地域によってその食べ物の文化ってやつもホント違うものですね。

 あっ、本日のお写真はテキストとはまったく関係ないもの。^^;
 扇城橋を通ったらなんか工事していたので「何やってんだろう?」とつい車を停めて橋の上から写しました。(鴨のいる方は反対側でいわゆるオマケ^^;)
 碓氷川の流れを変えてその河底をただ事じゃないほどに、かなり深く掘っています。
 碓氷川マニアのくりまんじゅうとすると、何の工事か知りたくて工事を施工している「O手組」の「O手P」へその場で携帯で電話したのですが、ヤツ、出てくれませんでした。(笑)
 なので、ここ見てたら教えてください。>O手P
 あっ、土木ご関係者や分かる方でも結構です。(笑)

 < Nikon D700 + AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR >

2011-01-26

思い出写真 四国へ

 思い出写真 山陽へからの続きです…

 さて、チボリ公園を見た後は瀬戸内海を渡っていざ四国へ上陸です。

 「ヤッホー!」

 瀬戸大橋です。
 関東人はアクアラインの海ホタルには寄らなくてもいいけれど^^;、ここ与島のパーキングエリアには用はなくとも寄らなくていけません。まぁ、日本人の掟。
 くりまんじゅうは3度目ですが、ぶ~こは初めての瀬戸大橋。
 「すごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!」と思い切り感激してました。(笑)
 はじめて見た時、くりまんじゅうもそうでした。思わず絶叫したくなる光景です。

 香川県、坂出に渡った後は「高松自動車道」で東に進み、到着したるは「鳴門」です。

 そして、今宵のお宿はここ!
 鳴門海峡の海岸沿いのリゾートホテル「モアナコースト」です。
 なかなかカッケェホテルでした。

 全室メゾネットタイプで屋上に泡ぶくぶくのジャグジー付き。
 ブランデーのグラスを揺らしながら、備えつきのガウンなんぞをまとえば、石原裕次郎気分に浸れます。(汗)(ブランデーなんか飲まんけど…^^;)
 しかし、こっぱずかしい写真だ。(笑)

 食事はホテル内にある「リストランテ フィッシュボーン」。
 ここで隣り合った不思議なカップル、翌日も鳴門のあちこちでお見かけしました。(笑)
 いや、彼氏、なんとも不思議な雰囲気が漂っているのです。
 イマドキ(と言っても7年前ですが)下着にくりまんじゅうが子供の頃着ていたような白いビロ~ンと伸びたランニングを着ていて、その上に薄手の白いワイシャツなんぞ着ていて、下は思い切りスラックス。なので顔見ると若いのに背中に漂う雰囲気が妙におっさん臭いです。(笑)
 彼女が割とイマドキ風なので余計にギャップが激しく、ついぶ~ことひそひそと話してしまったことも思い出です。
 あっ、上のお写真は「リストランテ フィッシュボーン」ではなくホテル内の「ソエスタ」とかいう一面ガラス張りのパーティーとか出来る場所。
 雰囲気は「バリ島」。行った事ないけど…^^;

 表に出ると目の前は播磨灘の海。
 対岸は淡路島。
 そう渦潮で有名な「鳴門海峡」ってやつです。

 翌朝、チャックアウトを早めにして、まずは近場をひと回り。
 山の高台からウチノ海を眺めました。

 そしてその後はお決まりの鳴門渦潮見物です。
 渦潮の出来やすい満潮(干潮)時間を調べて、水中鑑潮船「アクアエディ」に乗っていざ出発。

 ぐるぐる渦潮にぶ~こは大昂奮。
 いや、実際、なかなか見ごたえのある景色でした。

 渦潮を見物した後は、鳴門市と淡路島を結ぶ「大鳴門橋」へ…
 駐車場からすっごく長いエスカレーターに乗って行きます。(鳴門公園)

 高速道路の下に歩行者(観光)用の遊歩道があり、そこから下を見た景色…
 何が何して何がキュッと縮み上がります。(笑)
 でも、展望室で行き止まりで、歩いてそのまま淡路側まではいけないみたいでした。

 鳴門公園の展望台から見た大鳴門橋の全景です。
 いやっ、中々絵になる吊り橋でした。

 さてとそろそろ群馬に帰らなければなりません。
 しかし、ここから遠かった。泣きたくなるくらいに…
 淡路島の今のサービスエリアでお土産を買い込んで、明石海峡大橋には思い切り感動したけど、あまり写真など撮ってる余裕はありませんでした。^^;

 で、神戸に渡ってから阪神高速と名神がまぁ、めちゃめちゃ混んでて…吹田まで地獄のような渋滞でした。
 京都辺りで日没迎えて、後は只管、暗闇の中、夜の高速道路をひた走りました。
 結局、鳴門を3時少し前頃に出て群馬についたのは日も変わった午前1時過ぎ。10時間以上の長旅でした。
 実際、上信越自動車道で長野から群馬へ碓氷峠を下っている時にはもう意識が朦朧としてました。

 まぁ、そ~んな旅でした。(笑)

 < SONY Cybershot DSC-P5 >

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