松井田から倉渕へ 番外

　（松井田から倉渕へ 上からの続き・・・というか番外編です。^^;）

　倉渕から榛名町に入り風戸峠越えで安中へ戻りました。
　安中アルプスの秀峰、標高５７１ｍの「石尊山」の山腹を通る二車線通行の立派な安中パノラマルートです。^^;

　眼下にはこんな光景が広がっています。

　右手には妙義山、正面が安中の街です。

　場所的には新幹線安中榛名駅のすぐ上になります。
　そう言えば､今年の春、37suさんと一緒にも訪れました。

　で、その時同様、広い路肩に車を駐めて、ガードレール沿いから夕暮れ時の碓氷の山並を撮っていたのですが､突然、左側からガサガサという葉っぱが擦れ合うような音が聞こえました。
　二車線の舗装路上とは言え、山の中ですからそれはやけに大きな音に感じました。
　当然、「ん？」と思って音のする方向を振り向きます。

　すると…

　げげげ…なな、なんとそこに現れたのは「熊」じゃないですか！（汗）
　チャップを縦横倍にしたくらいの一匹の真っ黒で大きな熊が、平然と道路を横断して石尊山方向へ歩いていくのです。

　「ある～日♪　森の中♪　クマさんに♪　出会った♪」
　な～んて、陽気に歌っている場合じゃありません。^^;
　くりまんじゅうと熊さんまでのその距離は約15ｍくらいだったでしょうか、しかし、その予想だにしてもいない出来事に一瞬、呆然としたまま身体が固まってしまいました。^^;
　そして、ふと我に返り、慌ててカメラを構えてみたものの熊さんは既に道路を渡り再び林の中へ…
　写真を撮る者の意地として追うか追わぬか考えましたが、さすがにそんなデインジャラスな冒険は出来ませんので諦めました。^^;
　それでも車に乗り込み、一応熊さんが入っていった林の入口付近へは行ってみましたが…（笑）
　もちろん、姿も形もありませんでした。^^;

　実は自然界で熊に遭うのはこれで三度目です。
　一度目､二度目は秋、水上（＠群馬県）の林道で可愛い小熊に会いました。
　しかも二週続けて同じ場所ででした！
　その小熊はその二週間後くらいに保護されたと言う話を新聞で読みました。

　しかし、マジに秋間の山には居るのですね。
　しかも下から上がってきたということは麓の方にも行っている証拠です。
　新幹線安中榛名駅まで距離にして２、３００ｍというところでしょう。
　実際、秋間小学校の子供たちは通学時に熊避けの鈴を付けていますが、まさにそれってリアルなんですね。

　ということでこの秋、安中アルプス登って紅葉を見ようって言う方､何卒、お気をつけ下さい。
　必ずいます。森の熊さん。
　くりまんじゅうが保証して差し上げます。（笑）

　あっ、熊との遭遇の後、しまねこさんの家にお邪魔させて頂きました。
　その節はお世話になりました。＞しまねこ＆やまねこさん

＜ Nikon D700 + AF-S NIKKOR VR28-300mm F3.5-5.6G ＞