2013-03-06

砂嵐 1

 「ろうばいの郷」は園内をワンコ同伴で歩くことが出来るのですが、この日はチャップは車でお留守番でした。
 理由は短いリードを引きながら写真撮ることなど不可能だから・・・^^;
 広い野っ原を歩く分にはロングリードでいいけれど、さすがにこういう園内をロングリードっていうわけにはいきませんから・・・

 ということで、「ろうばいの郷」を後にして次に向った先は最近パターン化している松義台です。^^;


 が、しかしです。
 松義台の畑はもの凄いことになってました。


 まさにザ・砂嵐です。
 乾いたこんにゃく畑の砂が浅間下ろしの風に吹かれて尋常じゃない世界を作り上げていました。


 少し風の弱くなったタイミングで外に出てみたのですが、実はけっこうヤバイかったです。
 コートのフードを頭から被り、車を風除けにしても砂埃が激しすぎて目が開けていられません。
 鼻や口に砂が入り込んでジャリジャリします。
 コートに当り、「バシ!バシ!」と鳴り響く音が怖いです。
 カメラの細かな溝に細かい砂が溜まっていきます。
 まさに、今まで経験したことのない、命の危険すら感じるようなサンドストームでした。


 「やべぇな、これ!」と思いつつ、車に戻りたくても風が強すぎて車の側面に出ることが出来ません。
 なので、ただひたすら車を風除けにして身体を丸め下を向き、目をかたくつぶって風が弱まるのを待っていました。
 ちなみに写真は砂嵐がだいぶ弱まった時のもの。(汗)
 マックスで吹かれていた時はホワイトアウトならぬイエローアウトで視界はまさにゼロ。
 仮にシャッター切っても多分何も写らなかったことでしょう。


 しかし、強烈な風塵が去り現れたのがこの景色!
 おおぅ、なんとも日本じゃないような景色です。(笑)


 風が止むと辺りはこんな景色が広がっています。


 チャップも「なんかスゴイことになってるな?」ってな顔で外を見てました。


 そうこうしているうちに、第二派がやってきたので、慌てて車内に戻ります。

 間一髪、セーフでした。
 しかし、こんな場所でお散歩なんぞできようはずもありません。
 仕方がないので、松義台は諦めて、車を移動し風が弱い場所を探す旅に出掛けました。

 ちなみに帰宅したら鼻の中が真っ黒になってました。(笑)
 いや、砂嵐を甘く見てはいけないということをこの歳になり始めて実感いたしました。

 続く・・・

 < Nikon D700 + Tamron SPAF28-75mm F2.8 >

2 件のコメント:

  1. くりまんじゅうさん、こんばんわ。
    chieです。

    松義台で撮られた写真。
    晴れていれば見晴らしの良い場所なのに
    同じ場所とは思えない風景でしたね。

    風塵が去った後の写真は
    CDジャケットみたいですよ!
    鼻の穴真っ黒にして撮影した賜物ですね!
    砂嵐から無事に生還出来、何よりでした(笑)

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    1. chieさん、こんにちわ。

      ありがとうございます。
      誰かCDジャケットに使って下さい。無料でいいです。(笑)

      青空の下で吹く風。
      どうってことないと思っていましたが、いや、しかし、自然の力を侮ってはいけないことを実感しました。
      無事、生還できてよかったです。^^)v

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