2011-06-30

苺二会

 あのぶ~この悲しき「苺一会」から約一ヶ月。

 今度は鳥さんにやられないようにと、居間の中に取り込み、優しいレース越しの光を浴びて新しい苺が育ちました。勿論、時々、外に出してたっぷり日差しも浴びさせました。


 ねぇ、こんなに赤く大きくなっちゃたよ!!!!!
 きゃ~!可愛い!いつ食べようかな!(ぶ~こ)
 もう、そろそろ食べたほうがいいいんじゃないの?また鳥にやられる前に!(くりまん)
 えぇ…?でも、こっちはまだ白いから…
 あと少し、もう少ししてからの方がいいよ!(ぶ~こ)
 まぁ、別にいいけど…(くりまん)


 こんなやりとりが一週間ほど続いた後、ついに自家栽培「苺」の実食の日と相成りました。


 ジャジャーン!

見るからに瑞々しくて大きさも十分です。まるでお店で売っている苺みたいです。
 しかも、3ヶ月以上、手間暇掛けて育てた苺、その思いもある分だけ味わいは深いものになる筈です。
 7,8個ほどなる苺の中から、まるで相撲の「断髪式」のような厳かな雰囲気の中、特に完熟してそうな2粒をハサミでカット。そして、軽く水洗い。
 「私はこっちでいいよ!」というぶ~こに、比べて大きい方の苺を渡し、いよいよついに実食です。
 優しく指先に摘まんでそっと口の中に!
 もったいなくて一気に頬張れません。
 隣でチャップも「オイラも食べたいよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」ってな顔しています。


 前歯で柔らかく噛みられた果肉が舌の上に落ち、フルーティーな果汁が味蕾に響きます。
 その瞬間!

               ・
              ・
              ・
              ・
              ・

 ぐへっ!『マズイ!』(汗)

 しかも普通の不味さじゃありません。とんでもなくスーパーウルトラ不味いです。(笑)
 多分、糖度、限りなく0です。まったく甘みを感じません。
 それだけじゃなく、えぐみというか渋みというか口の中に言いようもな痺れ感が膨らみました。
 悲しき現実、こいつは完璧に見掛け倒しです。
 怒る気にもなりません。逆に笑っちゃうくらいな不味さです。

 それでも比較的マシだったのか、はたまた思い入れが強かったせいなのか、ぶ~こは無言で食べていましたが、「こっち、凄まじいよ!」と言ってくりまんじゅうの苺を渡すとそれを口にした瞬間、「うえっ!」と吐き出し、哀れ苺ちゃん、そのまま灰皿に捨てられてしまいました。(笑)

 なんとも微妙な空気感に包まれたくりまん家。
 すると、ぶ~こはすくっと立ち上がり、そのまま苺の鉢を抱えると「鳥にあげる!」と外に向かって行きました。(汗)

 が、しかしです。
 鳥さんたちもさすがに今度の苺はお気に召さないようで、何日経ってもずっとそのまま、そのうち腐って落ちました。^^:

 あぁ、南無阿弥陀仏 、南無阿弥陀仏 !^^;

 いやっ、原因は一切不明ですが、しかし、あれだけマズイ苺を育てることは逆に難しいです。^^;
 ということで、今年の我が家の苺はこれにて終了となりました。(汗)

 < Nikon D700 + Tamron SPAF90mm F2.8MACRO >

6 件のコメント:

  1. うちのイチゴは、株分けのために苗床へ移動してます。
    親方が春まで世話をします(私もたまに水遣りをおおせつかります)

    返信削除
  2. ご無沙汰musaです。
    先日はコメかき放置してしまいました(・_・;)スミマセン。。

    写真で見る限りは美味しそうないちごちゃん♡なのに、、来年、乞うご期待ですねー。

    そう、
    今夜のNHKのタイムスクープハンター
    安中藩のマラソン侍のコトするみたいですw
    http://www.nhk.or.jp/timescoop-blog/

    返信削除
  3. はりーさん、おはようございます。
    はりーさんの親方さんは苺200株でしたっけ?
    あっ、今度、訊いておいてください。
    見た目、真っ赤に完熟しても、実は糖度0の苺を作る方法。(汗)
    それが分かれば失敗点が分かる気がする。
    その後もしっかりと実をつける苺ですが、外に出しておいても鳥さんもまったく食べません。^^;
    一番最初のヤツはあっという間にやられたのに…
    鳥も分かるのでしょうね。
    あれ、まずいぞ!って…^^;

    返信削除
  4. カントリーロードファンのmusaさん、おはようございます。
    いえいえ、ご無沙汰…と言ってもまだあれからたった2週間です。^^)v

    イチゴちゃん、見事なまでに不味いです。^^;
    確かに来年に期待したいところですが、ぶ~このテンションかなり下がってしまって、果たして冬越をちゃんと管理をしてあげられるかそれが今後の課題です。^^;
    あっ、NHKの番組情報のお知らせありがとうございました。
    まったく知りませんでした。
    昨晩、就寝前(9時半頃)にコメントを拝見して慌てて録画いたしました。
    そのまま寝てしまったのでまだ見ていませんが、どんな番組だったのか楽しみです。
    今後ともよろしくです。^^)v

    返信削除
  5. 甘さは肥料だと思いますが...
    そこまで甘くないのなら、そういう品種では?
    観賞専用のイチゴとか??
    普通に食べるイチゴの苗をプランターで育てるのが良いと思いますが。
    最近のイチゴは土に植えないで、完全発酵堆肥に植えたりしますね。

    返信削除
  6. はりーさん、ドモです。

    イチゴはこれまでも何度か育てているので、基本的に多肥(水くれ代わりに液肥)に栄養を与え、色や形の悪い実は早めに間引きして、一つ一つの実を熟させたのですが、今回はまったくもって失敗でした。
    >そういう品種では?
    なんという品種だったかは覚えていませんが、確かに苗のラベルには「沢山・大きな実がなる」という宣伝文句は書いてありましたが、「甘い」とか「美味しい」とかはなかったような気がします。^^;
    でも、鳥たちにやられた第一陣は残がいからも「甘い香り」がしたのに、第二陣はそんな香りすらしません。
    不思議です。

    返信削除

Powered By Blogger