久々にステーキ宮

　あれはもう３０年以上前になるのでしょうか。（って最近、こんなんばかりだけど^^;）
　まだステーキが庶民にとって高嶺の花、超高級料理として君臨し、畏敬と尊敬の念を込めて「ビフテキ」と呼ばれていた頃。群馬県の西部に一軒のお店が出来ました。
　ステーキチェーンのお店、『ステーキ宮』上豊岡店です。（その後、県内、あちこちにオープンしましたが、多分、この辺りでは上豊岡店が一番早かったのではなかったのではないでしょうか。ちなみに「宮」は栃木県が本拠地）

　当時、このお店の出現に北関東では激震が走りました。（笑）
　だって、それまで安くても１人前3000円程度はしていた「ビフテキ」がなんと1000円ちょっとで食べられるのです。
　また、熱々の鉄板に、大根オロシたっぷりのニンニク醤油ダレの「宮のタレ」を掛けるそのスタイルも新しかった。肉の味と共に食欲を誘う音と香りのハーモニー。
　なので、オープン当時はまさに長蛇の列。
　くりまんじゅう家も家族揃って月に１度は「ステーキ宮」へ通ったものです。

　あれから四半世紀以上の歳月が経ち、庶民にとってもステーキが珍しくない食べ物になるとともにくりまんじゅうもすっかり「宮」を忘れていました。その存在すら頭から消えてました。^^;

　実は先日、環状線を走っていると、これまでずっとほぼオープン当時のまま（１回マイナーリフォームしてような記憶もありますが・・・）だった『ステーキ宮』上豊岡店が改装されているではないですか！！！！！
　しかも、ちょっとお洒落にリニューアル大改装。

　人間っていうのは現金です。新しいものにはつい飛びつきたくなります。

　で、『おぉ、宮、変わった～！』と車内で呟きつつ、まだ昼飯を済ませていなかったこともあり、すかさずウインカーを出して駐車場にイン！（笑）

　外観も変わってましたが、店内もなかなか気持ちのいい空間になってました。
　客席の間取りや配置は基本的に変わっていませんが、席数を減らしたのか、１テーブル辺りの空間が広く感じます。
　なにより歩くとベタベタした床がツルツルになっていたのが気持ちよかったです。（笑）

　いやぁ、久しぶりに「宮」のステーキ食べてしまった。（笑）
　ちょっと欲張って「フィレ」「サーロイン」「チキン」３種類の「なんとかランチ」を食べてみましたが、味はまったく往年のままでした。
　今では「旨い！」と絶賛するほどでありませんが、長年馴染んだ好きな味です。
　ただ、宮のタレを鉄板に掛けた後、油の飛び跳ね防止のナプキンは覆わない仕組みになったみたいです。（それとも単に店員さんが忘れただけなのかな？）

　勿論、ライスはお代わり無料。
　食べ盛にはありがたい制度ですが、まっ、一枚食べれば十分です・・・^^;

　また全席禁煙になったようで会計カウンターの脇に「喫煙ボックス」がありました。
　タバコ吸いのくりまんじゅうとすると不便ではありますが、まぁ、これも時代の流れで仕方ありません。

　でも、装いが変わるとお店の雰囲気もぐっと変わりますね。
　なんだか「宮」じゃないみたい。（笑）
　これだけ小奇麗になれば、若い人たちもやってくるのではないでしょうか。
　実際、ぶ～こなども今までは「宮？」とその発言の末尾に疑問符が付いていたのですが、「新しい宮なら行ってみた～い！」と目を輝かせているくらいですから・・・^^;

　いやっ、しかし、今更、ブログに「ステーキ宮」の記事を書くとは思わなかったです。（汗）

　＜ Nikon D700 + Sigma 24mm F1.8 EX DG MACRO ＞